2014年9月21日日曜日

九名井

  原田井、六車郷用水ともいう。酒井・森本・岩屋(以上伊丹市)・田能村の西郷4か村と、勝部・桜塚・原田・曽根・岡山村(以上豊中市)の原田郷5か村の計9か村が利用する猪名川水系の用水路。猪名川東岸の桑津村(現伊丹市)領堤に取樋口を設けている。室町時代の1461年(寛正2)、田能村荘と春日社領原田荘とが久米井の帰属をめぐって争っている。豊島〔てしま〕郡南部は千里川と久米井の用水にもっぱら頼っており、田能村荘側も敗れたとはいえ住民の結束があったところから、近世初頭には本格的な取樋が造られたのではないかと推定される。 
  出典: Web版尼崎地域史事典『apedia』   執筆者山下幸子

九名井土地改良区
前理事 森 正司 岩屋1-4-52
新理事 藤本 正之 岩屋1-5-5


桑津
北を中村、北東を大字西桑津、東を小阪田、南を森本、西を大字東桑津と接する。西桑津の西側に東桑津があるのは伊丹飛行場(現在の大阪国際空港)の拡張に際して土地収用が行われ、旧東桑津村の本村だった場所が小阪田へ編入されて西桑津の西側にあった飛地部分のみが「東桑津」の名を冠したまま残ったからである

一説に、日本の別名「扶桑」の「桑」と猪名川の渡し(津)に由来するとされる

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