2009年12月9日水曜日

石物の溝 考察

石物の溝 考察  「じろう」  受難  キネの重心 (大阪読売新聞 「野の仏」より)

米つき器のの心棒を「じろう」という。
吹田市佐井寺・山田寺には 頭に溝のある地蔵がある。

「野の仏」(阿弥陀さん)は、年号もなく、名前もない、水子供養に立てた物という説もある。
交通が発達し、庶民の往来が頻繁になると、旅の途中で行き倒れにあうこともある。
  その時期は何時代かたぶん江戸時代ではなかろうか!
  そこで考えるのは、前者の説が有望である。
    
さて、このように先祖、阿弥陀さんを無視した例が過去にある。
伏見城の階段には先祖の墓石が使用されている。
この時代から、野の仏像が「一つの石」とされ、石の少ない千里丘陵地帯では再利用として「キネの重心」(唐臼)に利用された物です。そのような例は隣の箕面市、北河内の交野市でも見つかっている。太子町角屋前
  そこで、「溝のある石仏」は時代的に江戸以前の物と特定できる。
 古い物です。


 地蔵か阿弥陀仏か

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